子宮体癌手術で入院期間とは?

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ここでは、「子宮体癌手術で入院期間」
についてお話します。

 

子宮体癌が発見された場合、
入院して手術による治療がほとんどです。

 

手術を言われると長期間の入院となる
イメージとなりますが、
実際のところはどうなのでしょうか?

 

そこで、今回は子宮体癌で
手術したときの入院期間
についてまとめました。

 

子宮体癌の手術の種類

 

子宮体癌の進行程度によって
手術は3種類に分けられます。

 

子宮のみを摘出する単純子宮全摘出術、
子宮と卵巣・卵管、子宮を支える

 

組織の一部とリンパ節を摘出する
準広汎子宮全摘出術、

 

子宮、卵管・卵巣、腟、子宮周囲の
組織を含めた広い範囲を摘出する
広汎子宮全摘出術があります。

 

術式も従来の腹部を切る腹式手術、
膣から器具を挿入する膣式手術、

 

腹部に数カ所小さい穴を開けて
器具を入れる腹腔鏡下手術があります。

 

術後の痛みがなくなるまで個人差が
ありますが数週間かかる場合もあります。

 

術前と同じ生活はいつ頃になるかは
主治医との相談が必要です。

 

副作用としては、広汎子宮全摘出術
では摘出の際に尿管をずらすため
排尿・排便障害が出現することが多いです。

 

また、骨盤リンパ節を切除した場合は
リンパの流れが悪くなり
下半身がむくみます。

 

術後すぐ症状が出現する場合と
数年後に出現する場合があるので、
定期的な検査が必要です。

 

手術により子宮が摘出されるため、
女性によっては喪失感や女性としての

 

自信を失い鬱症状が
出現することもあります。

 

そのような場合も
医師に相談してみてください。

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手術の入院期間、料金

 

手術の種類によって入院期間は異なります。

 

単純子宮全摘出術と
準広汎子宮全摘出術の場合は7〜14日程度。

 

広汎子宮全摘出術の場合は術後の
合併症や障害によりますが
14日から1ヶ月以上と言われています。

 

広汎子宮全摘出術と放射線療法を
組み合わせる場合は2〜3ヶ月程度、

 

化学療法を組み合わせる場合は
2〜3日入院を繰り返す場合と
外来で化学療法を行う場合があります。

 

金額としては、
約100〜120万円程度かかる

 

と言われていますが、
健康保険を利用すれば
自己負担額は減額されます。

 

健康保険を利用した場合、
腹式手術では20〜25万円、
膣式手術では20万円前後が目安です。

 

腹腔鏡下手術は先進医療・自費診断の
対象となる場合もあるので
20〜85万と幅広いです。

 

あくまでも目安であり、
病院によって異なりますので
気になる方は事前に確認してください。

 

また高額療法費制度を申請すれば
一部自己負担額が払い戻される事が

 

ありますので、健康保険窓口に
相談してください。

 

このように、子宮体癌の進行程度や
手術内容によっては入院期間や

 

料金も異なってきますし、
各病院でもさらに異なってきます。

 

手術前には必ず医師から手術内容に
関する説明がありますので、

 

分からないことや不安なことは
必ず医師に相談してください。

 

手術をしてから後悔するのではなく、
手術前に分からないところは確認し、
納得した上で治療することが大切です。

 

・・・というわけで、
貴女もこのカテゴリーの記事を読んで、

 

子宮体癌の「手術関係」について、
私と一緒に学習しましょうね!

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